
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、突然腰部に疼痛が走る疾患で、関節捻挫・筋肉の損傷・筋膜性炎症などの症状をいう。

一般に腰背部痛の場合は後腹膜臓器の障害、運動器、皮膚の障害、椎間関節の捻挫などが考えられる。後腹膜臓器の内科的な疾患の場合は重篤な場合が多く、腰痛の患者を見たらまずは内科的な疾患の否定を行うべきである。目安として視診で異常がない皮膚の疾患はほとんどない。後腹膜臓器の疾患の場合は安静時痛であり、体動で痛みが軽減しない(例外が膵炎で丸まった方が楽になる)のが特徴である。運動器の疾患の場合は運動痛がメインになるのが特徴である。
急性腰痛患者の70%が診断不能で予後が良好でありヘルニアや圧迫骨折などの疾患が約15%であり癌や感染症が原因となるのは1%以下であるという統計がある。
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症の患者さんの中にはMRI所見で1か所ではなく、何か所か神経の圧迫が確認される方がいます。また、MRIの所見では神経の圧迫が確認されても全然痛みなどの症状がない方もいます。この場合、ある特定の個所を痛み症状の原因と確定して手術して、圧迫されている神経を解除しても症状が全然変わらないことが良くあります。つまり特定された神経の圧迫が症状の原因ではなかったことです。でもこんな場合でもこれは医療ミスではなく原因特定の失敗というくらいの正常範囲内の治療失敗で終わるのです。でも、患者さんから言えばこれは手術による後遺症などが伴うことで、大きいリスクになります。
いくら成功した手術でも個人の体力、年齢、持病などにより手術前の状態に戻れないリスクがあります。例えば、高齢者・虚弱体質の人が手術後の筋肉の低下により寝たきりになることなどがあげられます。
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