
冷え性(ひえしょう)は、特に手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことである。血行障害(Poor blood circulation)、特に末梢血管などでの障害により生じることがある。一般的な特徴として、身体全体には寒さを感じないが、四肢など部分的に冷えを感じることが多い。

冷え性に伴う慢性的な血行障害が原因で、しもやけ、腰痛、神経痛、肩こり、肌あれなどが起きうる。
生活習慣や飲食
冷え性は、生活習慣病の側面があるため、生活改善することである程度の予防・改善をすることが可能である。また以下に列挙された事柄は各自の体質や季節・天候などにより使い分ける必要がある。
米・肉・魚・野菜…など、バランスよく栄養を取る。
朝は早起きして、夜は寝不足にならないよう早めに寝るようにする。
毎日お風呂に入り、シャワーではなく浴槽に入るようにして、血流を良くする。
38度程度のぬるめのお湯にしっかり浸かる[2]。あるいは42度程度の熱めのお湯と冷水のシャワーを交互に使う。
温かい服を着るようにして、温かい布団で寝る。
マッサージや、柔軟体操などを行う。
定期的に適度な運動や、ウォーキングを行う。階段はなるべく歩いて昇降する。有酸素運動を行う。
冷えを覚える部位の運動を行う。下肢の冷えにはつまさきや膝の屈伸運動や速足での歩行などを行う。
過度な酒や、タバコは控える。
クーラーの使用は最小限に留める。
マフラーなどを利用して、首・手首・足首を暖めることで、効率的に保温できる。
渇きを覚えたとき以外の不要な水分摂取は控える[
東洋医学
西洋医学では冷え性は一般には病気と見なさない場合が多く、あるいは自律神経失調症、症状によってはレイノー現象(en:Raynaud's phenomenon)と見なされるが、漢方医学では冷え性を未病、病気のサイン、重大な病気の誘因になると考える[4]。
体質や性別、症状により以下のような漢方薬の処方が代表的である [5]。(参考:末尾の数字はツムラの製品番号である。)
桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)18
加味逍遙散(カミショウヨウサン)24
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)25
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)38
補中益気湯(ホチュウエッキトウ)41
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)61
五積散(ゴシャクサン)63
大建中湯(ダイケンチュウトウ)100
附子理中湯(ブシリチュウトウ)[6]
漢方薬による治療は、患者一人ひとりの体質や症状などが考慮され処方されます。自分で判断するのではなく、医師や薬剤師にご相談ください。鍼灸・各種手技療法・運動療法・吸玉、カッピング療法・瀉血療法・マッサージ・温熱療法・水治療法・電気療法などが行われる。
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