
肩こり(かたこり 肩凝り)とは症候名のひとつ。肩だけでなく、首も凝ることが多い。「肩が張る」とも言う。項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。 日本では「肩こり」という名称により「肩」を指す表現が用いられているが、これは日本独特のもので同症状を諸外国では首や背中の疾患として示している事が多数である。また頸肩腕症候群の初期症状である場合もある。

僧帽筋エリア(特に肩上部)の局部の圧痛から始まる。僧帽筋は肩上部では厚みがあり、それも肩こりの大きな一因となっている。進行すると圧痛点やこりを感じる部位が拡大する。筋肉の持続的緊張により圧痛部位が拡大し、深層筋(肩甲挙筋・棘上筋・菱形筋・脊柱起立筋群・上後鋸筋)にまで凝りが拡大すると「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになる。
主観的には頸部~肩上部に「ズシーンとした感じ」「何かものがのっているかのような感じ」や肩甲骨と脊柱の間(肩甲間部)や肩甲骨の内側の際に「鉄板が入ったような感じ」として感じられることが多い。重苦しさを放置すると痛みを感じるようになり(「頸部まで痛い」「凝りすぎて背中が痛くて眠れない」)、進行すると緊張性頭痛や顔面・上肢の関連痛が生じるようになる。
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症の患者さんの中にはMRI所見で1か所ではなく、何か所か神経の圧迫が確認される方がいます。また、MRIの所見では神経の圧迫が確認されても全然痛みなどの症状がない方もいます。この場合、ある特定の個所を痛み症状の原因と確定して手術して、圧迫されている神経を解除しても症状が全然変わらないことが良くあります。つまり特定された神経の圧迫が症状の原因ではなかったことです。でもこんな場合でもこれは医療ミスではなく原因特定の失敗というくらいの正常範囲内の治療失敗で終わるのです。でも、患者さんから言えばこれは手術による後遺症などが伴うことで、大きいリスクになります。
いくら成功した手術でも個人の体力、年齢、持病などにより手術前の状態に戻れないリスクがあります。例えば、高齢者・虚弱体質の人が手術後の筋肉の低下により寝たきりになることなどがあげられます。
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